2016年3月19日

【道路標識】私と道路趣味①「追越し禁止」を語る

皆さん、こんにちは!

今日は数学の記事ではなく、
道路標識の記事を書きます。

車好き、という人は多分いっぱいいるんですが、
車の走る道路というものに興味がある人って
全国にどれだけいるんだろうか、
なんて思っちゃったりしますけどね。

(まあ日本にはおよそ1億人いますから、
そのうち5万人から10万人ぐらいは
いてほしいなあ…)

ましてや、道路に立っている標識に興味がある人は
もしかしたら一握りくらいしかいないかもしれません。

町中に出て、標識を見て興奮している人って、
はたからみたら変人と思われているかもしれません。
私はそんな変人の一人です。
まあそんな変人もブログで数学の話をするんだから、
本当に世の中は面白いものです。


とはいっても、私は、
道路に立っている全部の標識に
いちいち興奮しているわけではないんですね。

(そりゃ、もしそうだったら大変ですよ、
山奥でもない限り公道に出れば
道路標識に出くわしますから
道を歩けば興奮の嵐です)

だから、私の場合は、
ありがちの「最高速度」+「駐車禁止」みたいなものであれば、
簡単にスルーしてしまいます。
2014年9月。埼玉県久喜市。
よくある「最高速度」+「駐車禁止」のセット。
補助標識「自動車(2輪を除く)」は新潟などでも見られる
では、どんな時に興奮するかといえば、
その標識にある種の珍しさ、特異性、奇妙さを感じると、
私は面白いと思ってしまうようです。

そして、そのような標識を見つけると、
たいてい携帯(ガラホ)かカメラで撮影します。
(ただしWeb上にUPするときはたいてい色彩補正をかけてます)

また、休日になると、
時折自分で見知らぬ土地に出向いて
面白そうな標識を探すこともあります。
(私はこの活動を「標識狩り」と呼んでます)

標識狩りに出かけると、
その土地の標識たちに巡りあうことができます。

あるとき、つくばからほど近くにある
茨城県道48号の走破をしたのち、
取手市の茨城県道210号から
つくば市に戻ろうとしました。

もうその頃には日も沈んでいたので、
「これにて今日は終了、、、
今日はあまり成果がなかったな、、、」
と思いながら自転車を走らせていました。

ところが、その時、

「ああっ!!!!!」

と叫んでしまいました。
私が今まで「交通の教則」でしか見たことのない
「あの」標識がそこに立っていたのです。



2015年5月。茨城県取手市県道210号。
「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」
が終了して、「追越し禁止」が始まる。


 「追越し禁止だ!!!!!」


このときこそ興奮です。

もちろんその場で写真を撮りました。

夜は画像がうまく撮れないし、
きれいに撮ろうとして発光すると
通行者に迷惑がかかるので、
私はふつう日が沈むと撮影しないんです。

しかし、このときは発光しないで撮影しました。
はじめて生で見た標識、
しかもそこそこレア度が高いものなので、
ある一種の貴重さを感じていたんでしょう。

そして、このときが、
私と「追越し禁止」との初めての出会いだったんです。


「えっ確かに左右に分かれてて、
が左右にあるから
なるほどとは思うけど…
追越し禁止』なんてどこでもあるから
別にさほど珍しくないと思うよ。」

とお思いの方のために補足させていただくと、、、

規制標識のは、単体では、
追越しのための右側部分はみ出し通行禁止
という標識であります。
これは、実は
追い越すために指定された線より右に出てはいけない
という意味であって、
そのはみ出しを規制する線を「ここですよ」と指定するために、
ほとんどの場合道路に黄線が引かれています。

つまり、が単体で置かれているところでは、
黄線が引いてあって、車を追い越すときには黄線からはみ出せない」、
ということです。
(といっても、実際には、
「追越しのための右側部分は見出し通行禁止」のある道路では、
道の端のほうを走る原付ぐらいしか追い越せないように
黄線がひかれていることがしばしばです。)

ですが、、、、、
この標識に下の補助標識がつくと、パワーアップするんです。
つっても、下の矢印は規制が始まることを表すだけである。
2015年11月。茨城県常総市の県道136号。
に「追越し禁止」と書かれた補助標識がつくと、
それらセットで
追越し禁止
という規制標識になり、
この標識のある場所では、
自動車や原付を追越ししてはいけない
という意味になります。

つまり、「追越し禁止」という補助標識がついてはじめて
「追越し禁止」という名称になるんですね。

また、中央線の有無は規制に関係がないので、
「追越し禁止」の標識がある道路では、
中央線がなかったり、
中央線が白色だったりすることもあります。



そして、この「追越し禁止」は、
そこそこレア度が高いものとして
知られている、、、のかなあ?

少なくとも、私の住んでいた長野市周辺では見ませんでしたし、
茨城県に住み始めてから3年の間も
標識狩りをしていて全く見たことがありませんでした。

ただし、小学生のころ、高速道路で見たような気はします。
でも、一般道路では珍しいのではないでしょうか?

補助がついてない「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」はどこでも見られるのに、
補助がついている「追越し禁止」はあんまり見かけない…

その後調べてみると、
「追越し禁止」は茨城には何か所か設置されているらしく、
私が知っている限りでは
規制区間が茨城県に少なくとも20か所はあるようです。
また、福島県や山梨県にも
他の都道府県と比べてそこそこ多く設置されているらしいです。

ちなみに静岡駅近く、
「天下の」国道1号、駿河大橋にも
「追越し禁止」あるらしいですよ。
ここでは3車線が方向別に2車線と1車線にわかれて
時間によって中央線の位置が変化するらしいです。

どうでしょうか?
皆さんの近くには「追越し禁止」はあるでしょうか?
とくに北関東(群馬・栃木・茨城)以外の情報があれば知りたいです。
「私の町にもあるよ」という情報があれば、
ぜひコメント欄にお寄せください!
(その時には都道府県名だけでも手がかりがほしいです!)

興奮しすぎて記事が少し長くなっちゃいましたけれど、
少しでも自分の興味のあるところが伝わってくれれば幸いです。

次回は、数学にしようか、標識にするか、
迷いますが、またお楽しみに。

では、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた!

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